前橋市の子育て支援制度と群馬県の結婚支援まとめ

前橋市の子育て支援制度

前橋市では、県内の協賛店舗を活用した割引サービスや、デジタル技術を取り入れた健康管理・情報連携ツールなど、さまざまな形で子育て家庭を応援しています。妊娠中から出産、育児期にかけて支援を途切れさせない取り組みが整備されているため、初めての子育てでも安心して利用できるのが魅力です。

ぐーちょきパスポート（ぐんまちょい得キッズパスポート）

ぐーちょきパスポートは、群馬県内に在住・在園・在学している子どもを育てる家庭や妊婦の方が、協賛店舗や施設で割引や特典を受けられる制度です。対象となるのは、18歳に達して最初の3月31日までの子どもがいる家庭で、有効期限内のパスポートを提示することで県内各地でサービスを活用できます。

令和4年10月末をもって従来のパスポートは使用できなくなり、新しいパスポートやデジタル版への移行が進められています。紙のパスポートは、前橋市内では市役所や保健センター、各支所・サービスセンターなどで、お子さんがいることを確認できる書類を提示し、申請をするともらうことができます。

子育てアプリ「OYACOplus（オヤコプラス）」

OYACOplus（オヤコプラス）は、前橋市が提供する子育てサポートアプリで、赤ちゃんの健康診査や予防接種、育児記録などをスマートフォンからいつでも確認・入力できるのが特徴です。市が実施する乳幼児健診や定期接種ワクチンの情報を自動連携するためには、マイナンバーカードを使った認証が必要ですが、その分データの入力やスケジュール管理が容易になり、子育ての負担軽減に役立ちます。アプリ上で受け取れる通知には、子どもの予防接種の時期が近いことを知らせる機能があり、接種日が迫っていても見逃しにくいメリットがあります。

※情報参照元：https://www.city.maebashi.gunma.jp/kosodate_kyoiku/2/6/2/index.html

群馬の結婚支援制度

群馬県では、県全体として結婚を希望される方や新婚夫婦に向けた支援策が複数用意されています。結婚に伴う費用面の負担を軽減するだけでなく、新たな出会いの機会を提供する取り組みも行われていることが特徴です。県が中心となって実施している主な支援策には、ぐんま結婚応援パスポート（通称：コンパス）や、ぐんま赤い糸プロジェクト（通称：あいぷろ）などがあります。

ぐんま結婚応援パスポート（コンパス）

ぐんま結婚応援パスポート（コンパス）は、新婚夫婦や結婚を予定している男女に交付されるカードで、県内の協賛店舗や施設で提示すると割引や特典を受けられる制度です。結婚式場や指輪店、ホテル、レストランなどでサービスを受けられ、無料で配布されるため利用しやすい点も魅力となっています。交付は市町村の窓口や群馬県庁（こども政策課）で行われており、通常は婚姻届の提出時か、県庁での手続きを通じて取得することができます。有効期限は交付日から1年間ですが、最長2年間まで延長される可能性がありますので、利用期間をしっかり把握して活用してください。

ぐんま赤い糸プロジェクト（あいぷろ）

ぐんま赤い糸プロジェクト（あいぷろ）は、結婚を希望される方に出会いの機会を提供する取り組みとして実施されています。県内の企業や市町村、民間団体などが主催する婚活イベント情報を集約し、結婚を考えている方がイベントに参加しやすいようサポートすることが目的です。

地域少子化対策重点推進交付金を活用した取り組み

群馬県では、国の地域少子化対策重点推進交付金を活用し、県と市町村、関係団体が協力して結婚支援や少子化対策を進めています。若者向けのライフデザインセミナーや、男性の家事・育児参画を促進するためのセミナー、婚活サービスの利用を支援する「婚活モニター」事業など、結婚後の生活を見すえたさまざまな事業を実施していることが特徴です。こうした取り組みを通して、県全体で結婚への前向きな雰囲気づくりを行っている点も大きな特徴となっています。

まとめ

前橋市では「ぐーちょきパスポート」や子育てアプリ「OYACOplus」など、子育て家庭を多方面から支える制度が充実しています。紙とデジタルを組み合わせた取り組みにより、利便性とサポート体制の両立を実現。

さらに群馬県全体では、結婚に関する支援として割引特典付きの「コンパス」や出会いの場を提供する「あいぷろ」なども用意されており、結婚から子育てまで切れ目のないサポートが整備されています。